フォステクスの103NVを使用した自作スピーカーになります。フロントバスレフ型です。バッフル面は檜材とMDFを張り合わせて18㎜厚、天板と底板と側面は杉材とMDFの張り合わせで17㎜厚です。サイズは18(w)×24(h)×25(d)cm(約)です。スピーカー端子は、バナナプラグ対応の万能タイプを使用してあります。塗装はオーク3回塗りのウレタンニス仕上げです。(素人の手塗りですのでご了承下さい。)写真で判断願います。肝心の音ですが、フルレンジ一発ですので音場、定位感は問題ありません。今回のこだわりとしましては、ユニットが103NVですので鳴りは良いのですが、そのまま普通に使うと硬めの音質になってしまうきらいがあるので、ネットワークを使っても良いのですが、せっかくの鳴りが落ちてしまうので、エンクロージャーの内部構造を工夫して極力定在波を抑える様にして聴感上のバランスを整える様にしてみました。(最後の写真です)結果、歯切れの良い感じはそのままに、耳に刺さる感じが抑えられて聴き易い音色になったと思います。特に、ボーカルやバイオリン等の中高音域の音が心地良く聴ける様になったと思います。相性としましては、大パワーデジタルアンプよりも、小出力真空管アンプ等の方が良いと思います。重低音は無理ですが、切れの良い低音が出ます。ウッドベースの弦を弾く感じやピアノのタッチ感、低音弦の響き等、なかなかだと思います。しばらく、エージングも兼ねて鳴らした所、低音の量感も出て来ました。これなら8畳位のお部屋なら十分にメインで鳴らせると思います。103NVの実力をなめてました。フォステクス、セット販売のかんすぴエンクロージャーよりは音も外観も数段上だと自負しております。小さめのスペースで1ランク上のサイズの音が欲しいと思われる方、如何でしょうか。ニアフィールドでしたら、ハイエンドスピーカーに近い音が楽しめると思います。ご質問等有りましたら、遠慮無くコメント下さい。よろしくお願い致します。